公認会計士試験|勉強するに当たって意識すべきこと

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はじめに

公認会計士試験の勉強をしているけど勉強方法がいまいちわからないという人に向けて、私の勉強方法や反省点などを踏まえてお話しできればと思っています。

何においてもスタートダッシュは大切です。勉強においてもそれは同じで、初期段階にどれだけ勉強を正しい方向で努力できるかは、その後のモチベーション、復習の効率に大きく影響していきます。初期段階の学習は大切なので、学習にあたってのポイントをお伝えできればと思います。

公認会計士受験で一番初めに勉強するのは財務会計論です。

財務会計論を例に挙げつつ、今回は学習初期の方にお話ししていきます。でもどの科目にも共通する事もあるので、ぜひ最後まで読んでご自身の勉強の参考にしてみてください。

学習スタート期

財務会計論を制する者は公認会計士試験を制する“と言われるほど、財務会計論は公認会計士試験において重要な科目になります。財務会計論は公認会計士試験を申し込んだら一番に学習する科目です。

 学習において意識したいのが理解をすることです。そんなの勉強するならあたりまえじゃん、と思われるかもしれませんが、意外と学習を進めていると忘れてしまったり、意識が薄れてしまいます。

 簿記を学習していなかった人、初めて会計に触れる人にとっては、なかなか会計の考え方をとらえ、理解するのは難しいです。(まさに私がそれでした…)これを勉強して何に使うの?何がしたいの?こんな考え方、意味がわからないーー!ってなっていました。でもカリキュラム通りに進めないといけないからとりあえず次の授業に進む。しばらく経って今までの勉強を復習してみたら当然忘れてしまっていて…やり直しだ…

 こんなことを繰り返していたら初っ端から財務会計論が苦手になってしまいました。

 こんな失敗をしないように、皆さんは理解をしながら進めていきしょう!

意識すべきこと

講義を受講する。曖昧なまま次に進まない。

 講義を受講すると書きました。講義を聞くではありません。

なんでこのような処理になるのか、なんのためにこの会計処理があるのかについて、理解があれば、次学習するときに思い出しやすくなります。考え方を受け入れるのが難しいものも多く、なかなかすぐに理解できるというものばかりではありません。しかし、そこで、ふーん、で終わらせず、少しでも理解するという意識が大事です。そうすれば、復習するたび知識が増えていきます。0を10回繰り返しても身につくことはありませんが、1回に1でも理解をすれば何回も繰り返すことで知識は身についていきますよね。それに、少しでも理解があれば次にその論点について復習するときに理解できている分だけ復習時間が短くなります。効率よくなるので、やはり理解は大切です。

 始めて勉強する論点の理解にはもちろん時間がかかります。でも、理解をするのには時間を気にせず使って大丈夫です。こんなにやっても理解できないなんて思うと、かなりストレスを感じるものです。

 こんなに時間かけて理解できないならもういいや、となってしまう事もあるかもしれません。そのうちできるようになるからいいか、と次から次に進むと後から自分を苦しめることになってしまいます。次に一定期間空けてから復習する時にほとんど思い出せず、勉強し直しということになりかねません(まさに私です)。復習に余計に時間がかかってしまう事になるので、理解をしてから進むことをおすすめします。

 もしどうしても理解できない時は同じ勉強をしてる人や講師に質問しましょう。ある程度時間をかけてもどうしてもわからないこともあると思います。いつまでも頭を悩ませていても解決しない場合にはぜひ質問することをおすすめします!

 何度も質問してるのに理解できなくてイライラさせてしまうんではないか、と気になってしまうかもしれませんが、講師は教えることが仕事です。せっかく予備校に通っているのだから、予備校のメリットを享受しましょう!

暗記すべきものは暗記する

 これも勉強する時には重要な視点です。もちろん理解は大事なのですが、正直理解だけでは乗り切れません。主に計算式や要件については覚えていないと解けないので、それらについては暗記する必要があります。

 例えば、減損でお話しします。減損を行うときは正味売却価額と将来キャッシュフローのいずれか大きい額まで帳簿価額を減損しますよね。これは、企業は意思決定をする際、もちろん高い金額になる方を選ぶはずだからです

これは暗記でも乗り越えられますが、もし忘れてしまった場合は理解や、その処理の意味を知っていることから導き出せます。

 しかし、減損を配分するときの方法は暗記が必要です。

 まず大きな単位を構成する各資産の帳簿価額を回収可能額と比較し、各資産が減損を認識する必要があるか把握します。

 その後、大きな単位で減損が必要となれば各資産に配分し、そして共用資産に配分しますね。で、共用資産に配分後もまだ減損の余地がある場合には、グループを構成する各資産に減損額を配分します。

 さらに、配分方法は数パターンあるため、問題文の指示を読んで判断しなければなりません。上記で述べたものは原則の方法ですが、共通資産の簿価を配分して各資産の減損額を判定するという方法もあります。

 原則法と例外法のどちらも試験に出題されるので、二つの方法を覚える必要があります。どのパターンでも解けるように各方法の解き方の暗記は必須ですね。

 このように暗記すべき事項とそうでない事項があり、暗記すべき部分については暗記が必要です。暗記すべき部分は講義を受けたら暗記していかないと計算問題は解くことができないので覚えるのは必須です。

 とはいえ忘れるのもあたりまえ。定期的にメンテナンスして、徐々に記憶を定着させていきましょう。

終わりに

今回は大きく分けて2点お話ししました。

講義を受講する。曖昧なまま次に進まない

暗記すべきものは暗記する

これは学習を進めるに当たって重要なポイントであると個人的に思っています。

学習も始めが肝心です。スタートダッシュを順調にして、頑張ってくださいね!!合格できることを願っています。

もし勉強で行き詰まった時などは、この内容を読み返して意識すべきポイントを思い出してみてください。

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