公認会計士試験に合格しても…

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公認会計士試験に合格した!でも…

公認会計士試験を勉強するという決意をするに至るまで、私は結構試験についてや合格後のキャリア等について調べてはいたつもりだったのですが、受かって初知りな事実が…

公認会計士試験に受かっても基準は改定されたりするから勉強はしていかなくてはいけないんだということ、修了考査というものがあるということは知っていたのですが、補習所という存在については知りませんでした。

受験期に小耳にはさんだのかもしれませんが、試験合格のことしか目に見えなかったため先のことは気にしていませんでした(笑)

試験に挑戦中、または試験勉強を考えている方に少しでも合格後のイメージを持てたらいいのかなと思い、共有できたらなと思って今回はこの内容を書いていきます

補習所って??

論文式試験は11月の中旬くらいに合格発表があって、翌年の2月にJFAEL 会計教育研修機構(実務補習所)に入会します。これは修了考査を受けるに当たって入会は必須です。(修了考査を受けて合格するまでは公認会計士ではありませんし、公認会計士と名乗れません‼️)

で、この補習所なのですが、何をする組織かというと、

会計士試験合格者が公認会計士になるために学習をする場所となっております!試験合格後から修了考査を受けるまでに考査、課題研究、E-leaningが皆さんを待ち受けております。何それ〜!って感じだと思うので、順を追って説明していきますね。

E-learning

まずはE-leaningについて。その名の通り、E-leaningではパソコンで講義を受けます。内容は監査論のような講義が中心です。公認会計士試験で習ったものや、より踏み込んだ内容のものもあります。

これは倍速ができないので通常速度で視聴する必要があり、予備校のように柔軟じゃないんです(笑)まあそれは置いておいて、J1はE-leaningで180単位以上、J2は40単位以上、J3は20単位以上とることが求められています。各年の単位を取得しないと次の年次に進めません。

1時間1単位なので、J1では180時間以上講義を見なければいけないことになりますねΣ(‘◉⌓◉’)

特に一年目は時間を見つけてマメに講義を進めていく必要がありますね。

考査

次に考査についてです。補習所には考査という、1回2hのテストがあり、一年目(J1)は考査が計7回あります。J2は2回、J3は1回です。考査はE-leaningで習ったものが範囲になります。

考査のスケジュールをお伝えします。

その前に前提ですが、論文式試験合格者の入社は監査法人だと12月、2月〜4月入社があります。大学4年生だと4月が主ですが、既卒の方は少し早めの入社です。就職がまだの学生(大学4年生以下)もJ1になります。

私のパターンでは、考査が入社して間もない2月に1、2回目があり(同じ日に2回分)、3月は3回目、4回目がありました。次は繁忙期後の7月に5、6回目が、、、( ; ; )

入社してウキウキ、先輩や同期ともご飯会があるし、これから慣れていくぞ〜!の段階で考査あるので結構大変でした(笑)でも1年目は監査法人側も大抵は考査前は残業しないで上がらせてくれたり、考慮はしてくれます(先輩によりけり…?)。

難易度についてですが、試験合格はしているので前提の知識はあるし、また、学習の内容的にも難しい!理解できない!とはなりませんが、予備校のように重要性が振られていたり、見やすいテキストではないので割と勉強が大変です。Wordにまとめられていて、文字がズラーっと並んでいるため、勉強の強弱のつけ方がなかなか難しいです。

考査はもちろん点数がついて結果が返ってくるわけですが、考査の点数によってその考査においてもらえる単位が変わっていきます。それに赤点を取ってしまうと追試を受けなくてはいけなくて、この追試は1回1万5千円かかります(恐ろしい、、)

課題研究

考査だけでなく、課題研究というものもあります。これは大学でいうレポートのようなものです。

各回、テーマが出されるので、そのテーマについてレポートを書いていきます。

形式面、内容面において採点要件があるので、それを満たすように書く必要があります。

課題研究はJ1が3回、J2が2回、J3は1回出され、これらもどれも提出が必須になります。

これも点数がつけられ、単位によって取得単位が変わります。

単位について

先ほどE-leaningでは必須の単位があるよ〜と説明しましたね。また、考査、課題研究でも“単位“と述べましたが、修了考査を受けるためには必要以上の単位を取らなければ受験させてもらえません。

必要単位ですが、講義、考査、課題研究でそれぞれクリアしなければない取得要件が設定されています。

当たり前ですが、何に関してもやればいいってわけではないということですね。

ついに公認会計士に!

それらをこなしてやっと修了考査というものを受験できます。修了考査に合格出来たらやっと正式に公認会計士になることができます。

論文式試験に合格するまで数年かかり、そこから公認会計士になれるまでさらに3年もかかるなんて、なかなか長期的な戦いですね。

なんといっても、多くの人に影響を与える重要な役割を担う職業ですから、公認会計士としての仕事をするにあたって常に勉強をして知識の向上に努めるのは当然のことなのでしょうね。

最後に

全部詳しく書くと分量が多くなってしまうのでこれ以上については割愛してしまいますが、大体はお伝えできたのではないかと思います!詳細は合格後のお楽しみですね。

お伝えしておいてなんですが、受験中は受験について考えるだけで大丈夫です。正直補習所のことは考える必要はありません!

公認会計士試験合格しても頑張りましょう

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